棋王戦第1局について、いろいろな意見を目にしました。
ほぼ結果だけしか知らない自分の思いとしては・・・
たっくんの持将棋狙いはタイトル戦だからこそ、第1局だからこその戦略だった。
まだ勝ててない相手。
先後どちらになるかわからない第1局。
先後が分からない対局の時は後手の対策の方に重点を置く。
先手になったのに、想定通りに進まず、思わしくない状態になったときは千日手を狙う。
重点的に対策してきた後手になったけど、うまくいかなかったときは有利と言われる先手番を取るのに、千日手を狙う。
確か、棋聖戦第1局の時に永瀬さんがそのようなことを言っていたと思う。
第1局で負けてしまったら・・・
負ける流れを止めてしまいたい。
もし、後手になったら・・・
藤井先手の角換わりに絶対負けるわけにいかない。
まだ、勝ちに届かない自分がいる。
負けない方法ならある。
第2局は先手。
日にちも開いている。
ここで勝って、先行したい。
そんな思いを勝手に感じた。
勝負師なんだな。っと思った。
もう、持将棋を狙う将棋は指さないだろう。
第2局を勝ち、先手の藤井棋王に勝つために。
結果引き分けだったけど、実質的にはそうちゃんの負けだと思ってる。
たっくんの構想通り、手のひらに乗せられていた。
お互い最善手を指し続ければ今の24点法だと引き分けになると藤井くんはかつて言っていた。
それが今回あらわれたのだろうか。
工夫しなければいけない場面に気づかなかった。
富士山頂は見えず、樹海に引き戻されてしまった。
そしてまた、そうちゃんは強く、より強くなるのだろう。
結果は後からついてくる。
仕事の合間合間に大盤解説を見てみたら、いつ見ても点数計算をしていた。
持将棋になって、タイトル戦ゆえの無勝負とされた。
そうちゃんが規定を立会人のウティに確認してた。
気力の高い人たちはプロも含め、言う。
凄い対局だった。と。
-----追記
言葉が独り歩きしていたらしい。
たっくんは77手目で持将棋にするしかないと判断した。
それで、持将棋に持ち込めたたっくんは、凄い対局にできたのだ。
相入玉であわや持将棋かと思われた永瀬戦の時も、感想戦で持将棋にするつもりはなかった。っと永瀬さんは言っていた。
そうちゃんは そうなんですかって答えてた。
自分の記憶が正しければ…
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ただ、棋力のない観る将の自分にとって、点数計算の解説を追っかけ再生する気持ちはなかった。
わくわくしながら現地大盤解説に参加した方は、棋力の高い方ばかりではなかったでしょう。
(ホンネいうと、自分が参加する大盤解説会じゃなくてよかったって思っちゃった。)
勝負としてはありだけど、興行としては・・・
でもね、解説してくださってる先生方を見るために、見直しますよ。
王将戦第4局が終わって、2日分追っかけ再生した後にね。
棋力の高い方のTwitterやyoutubeを予習して、すこしでも楽しめるように。
だって、将棋界推しなんですもん。
今をがっかりしても、次を楽しみにしよう。
過去は思い出になる、未来は希望しかない。
いまが底なら上がるしかないんだから。