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第36期竜王戦に寄せて

同学年対局で話題中の竜王戦

対局相手の伊藤匠七段(タイトル戦挑戦で七段に昇段)

幼いころから取材されていた藤井くんと同じように、(豊島九段もそうでしたね)伊藤匠七段(たっくん)も取材されてました。かわいい!

↑ 公開終了されてました。(10/23確認) 残念!見て欲しかった!

 

棋士の人達って羽生さんを筆頭に、なぜみんな大人になってもかわいいんでしょう。

将棋に真摯で純粋で、子ども心がいつまでもみなぎっているからかなぁ。

 

奨励会入りは藤井くんが一年早く、四段でプロ棋士になったのは藤井くんが四年早かった。

プロ入りから3年もたたずに七段になったたっくんは異例の出世と言ってもいいはず。

(2年で七段になった藤井くんと比べてはいけない)

そう、対局中継で解説の先生が言われる「藤井さんは別として」。

頭一つ以上抜きんでてる藤井くんは、紹介されるときは別格扱いをされることが多い。

でも、同い年が目の前で棋戦の決勝を対局している時に奨励会員として記録を取っているたっくんの心境は‥‥

ただ悔しい。これ以上、引き離されたくない。

 

遠く先を行く同じ年の棋士を見て、自分を奮い立たせ、将棋にのめりこむ。

伊藤少年を今の位置まで引き上げたのは紛れもなく藤井くんだろう。

 

藤井くんが新人王戦で優勝した時、記念対局で負け続けていた豊島将之当時二冠と対戦し、勝利した。

非公式戦とはいえ勝利したことで、道筋が見えただろう。

たっくんが新人王戦で優勝した時、記念対局で藤井聡太竜王と対戦した。

非公式なので、記録には残らないけれど、藤井くんの勝利だった。

差を感じたことだろう。

そして2年後、タイトル戦で対局することになった。

たっくんの努力は、藤井竜王の次に努力している自負がある永瀬王座に勝るとも劣らないのではないだろうか?

 

伊藤匠七段は藤井くんがなしえなかった記録をうちたてた。

竜王戦5組から挑戦者となったのだ。

藤井くんはなぜ5組から挑戦できなかったのか?

おそらく、挑戦してもおかしくない実力はもう備えていたはずなのに。

 

将棋の神様が待ったをかけたのだろう。

藤井聡太・伊藤匠 両者のために。

同世代で同等に戦える相手がまだ出てこなかったとき、

より強くなるために、1組の壁を藤井くんには用意した。

たっくんには、目指す山が見える位置を用意した。

藤井竜王名人が憧れになってはいけない、ともに切磋琢磨するライバルになるために。

 

第36期は藤井聡太竜王が防衛するだろう。

伊藤匠七段はまだ届かないと再認識しながらも、手ごたえを感じるシリーズになるだろう。

以前は、良い将棋をお見せしたい、と言っていた藤井くんは、面白い将棋をお見せしたいと言うようになった。

将棋の未来を楽しむように。

 

第2局の前に王座戦の第4局がある。

どんなストーリーが描かれるのか。

大きな挫折を背負い、地をはいつくばって、再びのし上がってくるのか…。

(う~ん、どうもこのストーリーなら藤井くんはミスキャストな気がする。)

 

過剰なドキドキ、ハラハラは日常生活に支障を来すけど、適度なストレスは脳にいいらしい。

 

10月11日 王座戦第4局 いったいどんな一日を過ごすことになるのやら