●ハゲは遺伝の要素がおおきい。
特に母方の男系がハゲているとハゲの発生が多くなるそうです。
高齢になると女性も地肌丸見えのハゲに近い人もいるけれど、(病気の影響や、治療の副作用は別として)つるつるハゲの人は見たことないです。
それもそのはず、若ハゲを引き起こす原因は「男性ホルモン」だからなんですね。
男性ホルモンは体毛を濃くする役割がありますが、頭皮内にある酵素(5α-リダクターゼ)と出会うと、悪性男性ホルモン(ジヒドロテストステロン/DHT)に変異してしまうそうです。
5α-リダクターゼは前頭部や頭頂部に存在する酵素。(ここが遺伝に関係ありそう)
悪性男性ホルモンであるジヒドロテストステロンに変化すると、髪の成長に必要な毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体に取り込まれ、脱毛を促す信号を発信するようになり、髪の成長が阻害されてしまうんです。
毛がうまく成長できなくなった結果、
・細く短い毛ばかり
・すぐ抜ける
・減るばかりで生えてこない
5α-リダクターゼは前頭部や頭頂部に存在する酵素なので、前髪の生え際が後退したり頭頂部の髪が薄くなったりするんですね。
ほかにも
●強いストレスがかかると頭皮の血行不良・栄養不足などで毛の成長が妨げられます。
また薄毛に思い悩むストレスでさらに薄毛が進む、悪循環が起こっていることも。
●偏食・睡眠不足・喫煙・のんべえもハゲの要因になりそうです。
髪の材料が足らないと、健康な髪は育ちませんよね。
・夜更かし、睡眠不足/
体のエネルギー代謝が機能しなくなり、生きる上で必須とは言えない頭皮や髪の毛へのエネルギー供給の優先順位を下げます。
毛母細胞の細胞分裂活動を十分に行えなくなり、発毛不良の状態となってしまうのです。
人間の体って、うまくできてますよね。
・喫煙/
煙草に含まれる有害物質で、ニコチンは体内に吸い込まれると毛細血管を収縮させ、体内の血流が悪化し、身体の隅々にまで酸素や栄養が十分に行き渡らない状態を作ってしまいます。
ヘモグロビンは、酸素と結びつき全身に酸素を運ぶ役割がありますが、喫煙で一酸化炭素と結びついてしまうと十分に酸素が運搬できません。
成長と脱毛をコントロールしている毛乳頭細胞にも酸素と栄養が届きにくくなり、毛髪が正常に成長できなくなります。
タバコを1本吸うと20mgのビタミンCが消費され、肌や頭皮、毛髪は栄養不足に陥ります。
・お酒の飲みすぎ
適量のアルコールであれば、肝臓がアセトアルデヒドを無害な酢酸に分解できるのですが、適量を超えると分解しきれずに体内を循環してしまいます。
体内を循環するアセトアルデヒドはジヒドロテストステロンを増加させ、薄毛の原因を作ってしまうのです。
自分の父親は物心ついたころにはもうハゲていて、学生の時の写真を見つけたら髪があったのでびっくりした覚えがあります。
母方の祖父もつるピカさんでした。
ということは、うちの息子たちは・・・
父親がハゲていたせいか、自分にはハゲに対するマイナスイメージは全くありません。
ただ、夏の暑さと冬の寒さは、ハゲてない人よりは厳しいかもしれません。
髪や頭皮もアミノ酸でできてます。
遺伝はどうしようもないけれど、髪や頭皮の健康を守るのは自分次第!
それには男女関係ありません。
お酒はほどほどに、喫煙はせず、ノンドクター飲んで、しっかり睡眠をとろうね。